美容師が転職を成功させる秘訣

美容師が転職を成功させる秘訣とは?転職する際の注意点や転職先の選び方、履歴書の書き方、面接などに関して、また、現在勤務している美容室から別の美容室への転職、美容師を辞めて異業種への転職などについての情報を掲載中。

美容師が理容師へ転職する際、理容専門学校に通わないとダメですか?

美容師の資格を持っている人が転職先の一つとして

理容師を考えることもあるのではないでしょうか。

 

同じ「髪」を扱う業種として似ているので転職しやすい

かな?、と考える人もいるでしょう。

 

しかし、理容と美容の法律は別々に定められていて、

免許も別なのです。ですから理容と美容の仕事は気軽に

変えることができるものではありません。

 

 

 

美容の目的はパーマメントウエーブ、結髪、化粧などに

よって見た目を美しくすること、にある一方、理容は

頭の髪の刈り込み、顔そりなどによって見た目を整える

事にあります。

 

この二つの業種の一番の法律上の違いは美容師が顔そり

をすることができないことにあります。

 

男性の顔そりは理容の分野に含まれているので、美容で

は施術することができないのです。

 

現在の法律がある以上、美容師が理容師へ転職しようと

するならば理容学校に入学し学習をしなおし、理容師の

国家試験に合格することが必要となります。

 

理容師免許を取得するためには昼間の通学で2年間、

通信教育は3年間学習し理容師免許の国家試験を受験し

合格しなければなりません。

 

昼間の通学で2年間や通信教育での3年間は学校を卒業

するまでの期間であり、免許を取得できる期間ではあり

ません。

 

国家試験を受験し不合格ならば再度受験することになる

のですから...

 

さらに言うと、美容師のカット技術がそのまま理容師の

カット技術に通用しない事も考えられます。

 

特に刈り上げが良い例です。

刈り上げする際のコームの持ち方やハサミの開閉数が

異なるので、通用しないと思ったほうが良いでしょう。

 

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最近では日本国内の文化の変化によって、利用者の

ニーズにこたえられるように美容室と理容室が一緒に

なっているところも見られます。

 

それぞれの人の個性に合わせて男性も美容室に通う人も

多くなりましたし、カラーやパーマなどの施術を受ける

人も多くなりました。

 

このような社会現象の影響もあり、現在では美容から

理容に転職する例はとても少なくなっています。

 

今後は法律が変更されることも考えられ、理容と美容の

境界は無くなる可能性もあります。

 

しかし、日本では昔から理容という分野は歴史があり、

伝統として伝えられているものの一つです。

 

大切にしていかなくてはいけないものでもあります。

 

将来の事をしっかり考え、自分がどのような分野で活躍

したいと思っているのか、これからどのような仕事をし

たいと思っているのかなどのことを考え、人生設計して

いくことが重要なことと言えます。