ブラック企業を選んでしまったではもう遅い!ブラック企業の見極め方
日本の美容技術は繊細で上手だと世界から認められる
レベルになった程、技術は進化しました。
しかし、美容師に関する法律は昭和初期から全く変わりません。
つまり芸子の髪結いや丁稚奉公といって先生の家に泊まり込みで
技術を学んでいた頃と同じなので、時代錯誤で現在の状況と
合わない法律が多々あります。
例えば早朝出勤、残業、休日出勤の支払い義務が無い、
休憩時間の確保義務が無い等です。
よって早朝出勤、残業、休日出勤は勉強の為、
休憩無しはお客様の為と我慢を強いられる事が多いのです。
本来美容室の利益の為にスタッフがしている事は
給与を貰う権利があります。
具体的には自分のカットやワインディング等技術向上の
為の練習は無給でも、新しいパーマ液の講習やオーナーの
講習を手伝う等美容室の為に働く時間は全て給与対象です。
にも拘わらず法律的に請求する事は出来ないので、
今の美容業界はオーナーが従業員を搾取するブラック店が
非常に多い状況になってしまっています。
しかし安い給与で休み無く身体を酷使するスタッフは、
いつか身体を壊すかもしれないですよね。
福利厚生の無い美容室勤務では、身体を壊したら
無給になります。
そのため、転職する時に転職先の美容室はブラックか否かを、
しっかり見極める事が非常に大切です。
見極め方は
- 精神論をアピールしているか否か
- 福利厚生は完備されているか
- 過去辞めたスタッフはどのくらいか
この3つを見ましょう。
なぜなら精神論をアピールする経営者は自分の為、
お客様の為と言う言葉で、無給残業や無給出勤を強いる事が
多い傾向があります。
転職の際に求人広告や募集要項を必ず見ていると思います。
- あなたのやる気があれば大丈夫!
- 努力すれば必ず結果がついてくる
- 年収アップも夢じゃない!
- あなたと同じ仲間が待っています
という風な抽象的な精神論が羅列されている場合は
ブラック企業の可能性があります。
そしてスタッフの為と頻繁にアピールしてる経営者でも、
福利厚生が無いという事はスタッフの為にかけるべき経費を
かけていないのです。
具体例を挙げると
- 法人なのに社会保険に未加入
- 雇用保険や労災保険に未加入
- 有給休暇の取得実績なし
- 残業手当はみなし残業手当になっている
など、求人票や求人広告をチェックする必要があります。
つまり口では良い事を言ってても本当に美容師の将来のことを
思っておらず、経営者の利益が優先されていると言えます。
それに加え、過去辞めた人が多すぎる美容室は当然ブラックの
確立が非常に高いです。
その為、実際に職場見学に行ってスタッフの疲れ具合を見る、
口コミをチェックする等して、求人票では見えない真実を
チェックしましょう。
自分だけの判断では不安...といった場合は転職支援サービスなどを
活用しましょう。
転職のスペシャリストスタッフやコンサルタントがあなたを
サポートしてくれます。
転職支援サービスを利用すると、ブラック企業にあたる確率が
グッと下がるのでお勧めです。
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