美容師が転職を成功させる秘訣

美容師が転職を成功させる秘訣とは?転職する際の注意点や転職先の選び方、履歴書の書き方、面接などに関して、また、現在勤務している美容室から別の美容室への転職、美容師を辞めて異業種への転職などについての情報を掲載中。

転職先美容室を選ぶ基準がわからん!美容師が戸惑う転職活動の注意点

現在勤務している美容室から別の美容室へ転職を考えている

美容師の中には、転職先の美容室を選ぶ基準がわからん!と

転職活動に戸惑いを感じて思うように進まない人もいるのでは

ないでしょうか。

 

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転職活動を始めたはいいが、目的を見失い自分の方向性がブレると

思うように進まなくなります。

 

なぜ、他の美容室に転職をしようと思ったのか?

 

その動機を思い出した上でこの記事を読み進めてもらえると

転職活動も捗ると思います。

 

 

転職先の美容室を選ぶ基準

さて、まず転職先の美容室を選ぶ際に押さえておきたい

重要なポイントをお伝えします。

  • 給与
  • 教育
  • 将来性

この3つを転職先美容室を選ぶ基準にします。

 

美容師の給与システム

勤務する美容室によって独自の給与システムを持っていますが、

ランク別にそれぞれ固定給+歩合制を取り入れてるところが

多いのは確かです。

 

アシスタントの初任給や初年度のアシスタントの給与はおおよその

上限が決まってしまいます。

高い生産性を生まないランクですから仕方のないことです。

 

しかし、アシスタントでも自分の仕事が金額やポイントで

「見える化」されていて給与に反映されるようなシステムでしたら

やりがいも見いだせるでしょう。

 

スタイリストの給与システムについては、

 

  • 美容室によってかなり違いが出てきます。
  • 固定給が大半をしめるのか?
  • 歩合給が大半をしめるのか?
  • 自分が売り上げた金額の何パーセントが給与に反映されるのか?
  • 指名売り上げのバックはあるのか?
  • トップスタイリストになった時の手当てはあるのか?
  • 店長やマネージャー等の役職手当は?

 

このように確認することがたくさんありますので、

求人票や募集要項の内容をしっかり把握しましょう。

 

初めて訪れるサロン見学や面接の際に、

給与の事を聞くのはちょっと聞きにくい...

と思わずに失礼のない聞き方で聞いてみましょう。

 

どうしても聞けないようなら、自分の人脈を活かして

仲間に力を借りて上手いこと調査するといいでしょう。


お金が全てではありませんが、自分の技術や勤務態度が

正当に評価され、収入に反映され給与システムで運営している

美容室を選びましょう。

 

教育方針と教育カリキュラム

美容専門学校に通学し、美容師の国家試験を取得し

美容室に入社するのが一般的です。

 

美容専門学校を卒業して国家試験に合格しただけでは、

美容室におけるサロンワークはできません。


なぜなら美容学校は美容師免許を取得させることが

最大の使命となっているからです。

 

美容室に就職してから初めてお客様に施術するための

技術や接客を学びます。

 

このような理由から美容師として一人前になるには、

自分が成長できる環境の美容室を選ぶ必要があります。

 

近年、美容学校の就職活動では1店舗や2店舗を運営している

美容室を就職先に選ぶ傾向が強くなっているようですが、

教育という点においては賛否が分かれるところです。

 

個人経営店などは店舗にもよりますが、

 

  • ご夫婦で運営している
  • 教えることのできるスタッフがいない
  • 働いているスタッフの年齢層が高いため技術が古い
  • 営業終了後、先輩はすぐに帰ってしまう

 

等の理由から練習を見てもらえない、技術を教わることができない

といった弊害もあるようです。

 

このような店舗に就職した場合は、自分の技術が向上しない、

いつまでもステップアップできないことが理由でアシスタント時代に

転職することになります。

 

実際、そういう店舗に就職し、自分のスキルアップが出来ないために、

他のお店に転職するアシスタントもいます。

 

もちろんすべてではありません。

 

ご夫婦で運営していても志が高く将来は会社組織にしたいから

人材育成に注力している美容室もあります。

 

これに対して、複数店舗を運営していたり大型店と呼ばれる美容室は

教育方針や教育カリキュラムが整っています。

 


一年目のゴール、二年目のゴール、いつまでにスタイリストデビュー

なのかが年単位、月単位でカリキュラムが組まれている美容室が

ほとんどです。

 

アシスタントはこのカリキュラムに沿って課題をクリアすることに

なるのでスタイリストに一歩一歩近づいていくのが実感できるのです。

 

また、スタイリストデビューしたら勉強しなくてもいいのか?といえば、

そうではありません。

 

スタイリストデビューしてからが本当の勉強が必要なのです。

 

  • トレンドのヘアファッション
  • アパレル産業の動向
  • セット・アップ
  • メイク
  • 着付け

 

というように様々な教育システムがあり、美容師として

成長し続けられる美容室を選びましょう

 

美容室の将来性について

将来性があるのかないのかは、正直わからないことです。

 

しかし、将来性について判断できるとするならば、

美容室を運営するにあたってのコンセプトや目的・目標が

明確になっている事でしょう。

 

ただなんとなく運営している美容室と、10年先まで未来を描いている

美容室ではどちらに将来性を見いだせるでしょうか?

 

10年先の事なんかわかりませんが、10年先を見ている美容室は

1年後、2年後といった近い未来も見ていますので、

将来性はあると思っていいでしょう。

 

そして将来的に、あなたはどういう美容師になりたいかが

最も重要なんです。

 

こういう美容師になりたい...だから実現可能な美容室を選択する

必要があるのです。

 

今や日本の美容室の数はコンビニエンスストアの約5倍ほどの

件数があると言われています。

 

常に人手不足の業界ですから一般企業に就職する時のように、

何十社も受ける必要はありません。

 

新卒に至っては、1人の美容学生に20社以上の美容室が

求人している状況です。

 

美容師の離職率も高い傾向ですから美容師は、

就職難にはならないでしょう。

 

だからこそ、どの基準で美容室を選ぶかが重要になります。

 

転職先美容室を選ぶ基準は給与、教育、将来性の3つだということを

お伝えしてきました。

 

しかし、全て兼ね備えた美容室など存在しません。

 

この3つの中でも何を優先させるのか?

 

それは前述のように、あなたはどういう美容師になりたいかに

関連づいてきます。

 

自己実現可能な美容室で、美容師としてのキャリアを

積み重ねていきましょう。